Linuxってたまに「極端から極端」に走ってる時があるよなあと思う。
ZorinOS Lite(Rimix)にもメモ帳として気軽に使える「LeafPad」がついているし、htmlエディタの「BlueGriffon」も入っている。Libre Office Witerも入っているが、普通に「テキストエディタ」的に使いたいとなるとどれも微妙。別にマクロガンガン入れてプログラム書くぜーという使い方ではなく、メモ帳(LeafPad)にもう少しプラス要素がある程度のものが欲しい。Windowsで言うところの「TeraPad」とか「Emeditor(フリー版)」あたりの、ガンガン使いこなせるけど、ちょっと文章書いたり簡単なhtmlを手打ちしたりするのに便利なエディタ、程度のものが欲しい。
なのに、どうしてLinuxのテキストエディタを調べようとすると、基準が「癖はあるけど使いこなせればプログラム組むのに便利ですよ!」なんだろう。よく引っかかる「vi」も「Emacs」も便利だとわかるが、気軽にすぐ使うのにはちょっと難易度が高すぎる。「Sublime Text」も惹かれたが、やっぱり敷居が高そう。オサレ感マシマシだったのでちょっと使いたかったのだが。
気軽に使えて軽量なエディタのなかで、候補として挙げるならば、「kate」と「gedit」の2択かと。ただ、実際に使った人の感想などをみると、geditは起動が遅い、
GNOME環境だといいが、それ以外だとちょっと厳しい、とのこと。KateもKDE環境向けらしいが、GNOME環境のUbuntuでも普通に動いているようなのと、起動が早いらしいので、とりあえずkateを入れることにする。
「ソフトウェアセンター」からインストール出来るのだが、どのカテゴリに入っているのか見つけられなかったため、「ALL」から探してインストールした。なお、インストールに結構時間がかかるので、ゆっくりお茶でも飲みながら気長に待つといいかもしれない。
デスクトップにショートカットアイコン等は作られない。自分は要らないので別にいいのだが。
テキストファイルを右クリックすると選択肢に「Kate」が追加されているので、直接開きたい場合はそちらからでもいいし、「メニュー」→「アクセサリ」から開いてもいい。自分は早速「
なんちゃってランチャー」にKateを登録した。
早速起動。以下設定関係は技術評論社さんの「
Ubuntu Weekly Recipe 」を参考にした。
初期の状態だとタブ設定にならず、更に文字が小さくて見づらいので、「設定」→「Kateを設定」からフォント設定を変更。「フォントと色のスキーマ」で文字色等も変更できるのだが、とりあえずはこの状態で。
「設定」の「プラグイン」から「タブバー」を追加することでタブで複数のファイルを開けるように、「ターミナルツールビュー」を追加で下部に「ターミナル」のボタンが追加されるが、この時点ではこのボタンを押してもターミナルは開けない。元々入ってた方のターミナルを立ちあげ、「
$ sudo apt-get install konsole」と入力するとKateからでもターミナルが使えるように鳴るとのこと。
早速Kateでターミナル画面を出してみたものの、文字が小さい。こちらの画面設定は「設定」→「Kateを設定」では変更できなかった。しばらくあれこれ触ってみたが変更できそうな項目が見つからず。なんとなしに「ターミナル画面を右クリック」→「プロファイルを管理」→「シェルを選択してプロファイルを編集」を選ぶといろいろな設定画面が出た。
その中に「表示」タブがあり、そこで文字や画面の色設定ができた。その他にも色々できそうだったが、わからなかったのでデフォルトのままにしておいた。
上のテキストエディタ領域も下のターミナル領域も文字の大きさを12〜14Pに設定してみた。
Kateの地味に有難い点に「ROOTで開く」があること。あと、いろいろ出来そうだけど、デフォルトのままでも十分いけるところ。あとはさすがにLeafPad程ではないが、動作が軽いところ。ReadMe.txtあたりの文章を見るだけとか、それこそメモ帳を使いたい時などはLeafPadで、それ以外でワード系まで行かないような文章の時はKateで使い分けることになりそう。
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