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2014-03-08(Sat)

パッチをいれてみた 続き

前のエントリがすごく途中で終わっていたことに気がついたので続き。

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前回は「Eawpatches」を導入するところまで。今回は「(通称)出雲パッチ」を導入。
引き続き、参考にしたのは「UbuntuでLinuxライフ」さんの「はじめに−MIDI再生」と「試験運用中なLinux備忘録」さんの「Eawplus音色セット(GUS/patch)について」と「TiMidity++をWineのMIDIデバイスとして使用する」、更に「JURIA@wiki」さんの「TiMidity++ Windows 版」。

まず、「出雲パッチ(guspat-20000706-required.tar.gzとguspat-20000706-optional.tar.gz)」を解凍。どちらが先でも大丈夫。解凍すると「timidity」というフォルダができるので、そのフォルダをroot権限の状態で「/usr/share/midi」に移動させる。

大丈夫な人はそのままのフォルダ名でもいいかもしれないが、自分は「あれ、これなんのパッチだったっけ」になると思ったので、フォルダ名を「izumo」に変更している。

「timidity(あるいは別名にリネームした)」フォルダ内にある「timidity.cfg」をテキストエディタで開き、中段にある

dir /usr/local/share/timidity/inst
dir /usr/local/share/timidity

source default.cfg
source gsdrum.cfg
source gsdrum25.cfg
source sfx.cfg
source mt32.cfg
source power.cfg
source release.cfg
source altassign.cfg

の上二行を、「dir /usr/share/midi/timidity」「dir /usr/share/midi/timidity/inst」に書き換え、「izumo(出雲パッチ用のだとわかる名前).cfg」と名前をつけて「/etc/timidity」に保存。
その下にある「# These nice patches are from the Roland SCC-1 Sound Canvas MIDI synthesizer.」以下の部分に関しては、どうやらローランド社のMIDIシンセを持っていたらその音で一部鳴るようにする設定のようなので、持っていない自分には関係ない。気になるようなら「bank0」以下3行分を#でコメントアウトするといいかもしれない。コメントアウトしなくても再生時に「この音源探したけどなかったですよ」的なメッセージが出るぐらいで特段問題はなかった、と思う。

あとは前回のエントリと同じように、「/etc/timidity」にある「timidity.cfg」をテキストエディタで開いて、

# By default, try to use the instrument patches from freepats:
#source /etc/timidity/freepats.cfg
source /etc/timidity/eawpats.cfg

の下に「source /etc/timidity/izumo(出雲パッチだと以下略).cfg」と書き足し、上の「source /etc/timidity/eawpats.cfg」の行頭に#をつけてコメントアウト。これで「Eawpatches」の代わりに出雲パッチが鳴る設定になる。多分。

ちなみに前回のエントリ内容をコピー&ペーストして一部単語を変えただけのお手軽内容でございます。

この状態で再生すると、Eawpatchesとは違うがそこそこいい音で再生されるが、やっぱり一部残念な再生具合。一部のギター(おそらく歪み系)がびょーんびょーんと鳴ったり、一部ローランド社担当部分だと思われる音が鳴ってなかったりするが、全体的にはバランスよくそこそこ再生できていると思う。

次に、「Eawplus(eawplus-12.1.tar.gz)」を出雲パッチに追加する。
まず、もう一度「出雲パッチ(guspat-20000706-required.tar.gzとguspat-20000706-optional.tar.gz)」を解凍する。すでに配置した出雲パッチに追加してもいいのだが、聴き比べたり、やっぱり追加しないほうがいいとなる場合もあるので、追加用のフォルダも用意してみた。
次に「Eawplus(eawplus-12.1.tar.gz)」を解凍するのだが、この際できるフォルダが「timidity」と「doc」で、先に解凍した出雲フォルダ(timidityというフォルダ)と混ざらないように、適当な名前の空フォルダをつくって、そこに解凍するようにするといいかもしれない。

次に、「doc」フォルダ内の「88proS-6.4.1」フォルダに「ReadMe-j」があるので、解凍して中のテキストに目を通す。ちなみに「doc」内のgzファイルは全て中身がテキストファイル。
テキストファイル内の出雲パッチの入手方法が違うが、多分製作者の出雲さんのところで20ぐらいのファイルに分割して配布していたのだと思われる。2002年とテキストファイルにあるので、テレホタイム全盛期からADSL移行期じゃないかな、多分。

このテキストで指している「timidityファイル」なのだが、該当する文面がそのファイルにしかないので、おそらくはEawplusを解凍して出来た「timidity」フォルダにある「timidity.cfg.orig2」がそれだと推測される。それがそうなのだという前提の上で作業をすすめる。

以下、今まで以上に適当にあれこれやらかしてるので、間違った工程が含まれてると思って読んで貰えるとありがたいですし、万が一このエントリを参考にする場合もその点を気をつけてもらえるとありがたいです。というか、自分も誰かに直接尋ねたいぐらいです。多分間違ってます。
あと、出来ればLeafpadではなくて、複数タブで開けるタイプのテキストエディタを導入すると作業が楽です。


まず、Readmeの内容に従って、Eawplusを解凍して出来た「timidity」ファイルの中身すべてを「出雲パッチ」を解凍して出来た「timidity」フォルダに移動。上書き警告等が出るが気にせずそのまま上書きする。その上でフォルダ名を適当な名前にリネームしてからroot権限の状態で「/usr/share/midi」に移動させる。自分は「izumo2」としたが、こんなエロゲあったなあとちょっと苦笑い。
次に「/etc/timidity」にある「izumo(出雲パッチ用のだとわかる名前).cfg」をテキストエディタで開き、

dir /usr/local/share/(出雲パッチのフォルダ)/inst
dir /usr/local/share/(出雲パッチのフォルダ) 

dir /usr/local/share/izumo2(仮名)/inst
dir /usr/local/share/izumo2(仮名) 
に書き換えて別の名前で保存。今回は仮に「izumo2.cfg」としておく。先ほど移動させたフォルダと同じ名前にしておくと混乱が避けられるかと思う。
「izumo2.cfg」(仮名)を開いた状態のままで、先程移動させてきた「/usr/share/midi/izumo2(仮名)」「timidity.cfg.orig2」を開き、

# It can be used on TiMidity++-2.12.0-pre1 or later.
#source tune.cfg
# It can be used on TiMidity++-2.12.0-pre1b020502 or later.
#source adsrmod.cfg

の部分をコピーして「izumo2.cfg」の適当な部分にペーストした上で、「#source」の#を外しておく。ついでに、「timidity.cfg.orig2」の#でコメントアウトされていない行をコピーして「izumo2.cfg」にペーストして「timidity.cfg.orig2」を閉じる。

更に「/usr/share/midi/izumo2(仮名)」内の「timidity.cfg」を開き、dir /usr/share/timidity/eawpats」以下の行をコピーして「izumo2.cfg」にペースト。その際に「dir /usr/share/timidity/eawpats」の部分は「dir /usr/share/midi/eawpats」と、自分が保存した場所に直しておく。それと、コメントアウトされていて不要な行は削除しても問題ない。多分。
(3/8追記:dir /usr/share/timidity/eawpatsの行を追加すると、Timidityが立ち上がらず、再生できないので、この行は削除してください。dir /usr/share/timidity/eawpatsの下の行から、コメントアウトされていない行だけを追加です。ただ、eawpatsも鳴る設定でないとおそらくパッチ製作者の意図とは違う再生のされ方になるような気がするので、もうちょっと何とかならないか考えてみます)

最後に、「/etc/timidity」にある「timidity.cfg」をテキストエディタで開いて、

# By default, try to use the instrument patches from freepats:
#source /etc/timidity/freepats.cfg
#source /etc/timidity/eawpats.cfg
source /etc/timidity/izumo.cfg

の下に「source /etc/timidity/izumo2(以下略).cfg」と書き足し、上の「source /etc/timidityizumo.cfg」の行頭に#をつけてコメントアウト。これでEawplusを追加した出雲パッチで再生する設定になっているはず。多分大丈夫だと思うが、万が一Timidityが立ち上がらないようなら、dfgファイル内の、パッチへのリンクの書き方が間違えているか、存在しないファイルを読み込むような設定に鳴っているかのどちらかなので、コメントアウトしてみたり、ファイルの場所を確認してみるといいかと。自分もファイルの場所を間違えて再生できないことが何度かありました。
そして、どこを間違えたかわからなくなったら、「izumo2(仮名)」フォルダと「izumo2.cfg(仮名)」を削除してやり直したほうが早い。実際自分も一度やり直したし、そのためのファイル名を変えて退避なわけで。

個人的な感想だが、このEawplusを追加した出雲パッチが一番いい音で再生されていると思う。やっぱり一部なっていない音もあるが、もうこれはそういうものだと諦める。全音なって更にいい音を求めるならサウンドフォントだが、とりあえず軽い環境で聞くならこれで充分。将来ツクールゲーをWine経由で動かすときには、おそらくこの環境でmidiを鳴らすことになると思う。
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